【ファーム日本選手権】一発に泣いた篠木、打線は10残塁の拙攻で準決勝敗退…それでも見えた若手の意地と戦力外選手達の最後の勇姿
ファーム日本選手権ファーストステージ(準決勝)、イースタン・リーグの覇者として挑んだ読売ジャイアンツとの大一番。
結果は1-3で惜敗。相手を上回る7安打・5四球を選びながらも10残塁とあと1本が出ず、悔しい敗戦となりました。しかし、緊迫した大舞台で戦力外通告を受けた選手たちが見せた意地と魂のプレー、そして若手たちの奮闘は、ファンの胸に深く刻まれるものがありました。
昨日の試合を熱く振り返っていきます。
試合結果・スコアボード&個人成績

本日の投打MVP
【投手MVP】小園 健太 投手
1回 14球 0被安打 2奪三振 無失点
2点ビハインドで絶対に追加点を許せない9回表
ベイスターズのマウンドには大歓声を受けながら背番号18が上がりました。
ドラフト1位!番長の背番号18を引き継ぐ!この期待はとんでもないプレッシャーだったと思います。
怪我に苦しみながらも駆け抜けた5年間!今シーズンをもって戦力外通告となってしまいました。
悔しさや様々な感情が渦巻く中、腕を強く振り込み、巨人打線を相手に圧巻の三者凡退・2奪三振。
ファーム日本選手権という大舞台で、プロとしての意地と誇りを1球1球に込めた魂のピッチングを見せてくれました。この気迫の14球は全てのファンに届いたと思います!!
現地で観戦していた私も感無量でした。
【野手MVP】関根 大気 選手
3打数 2安打 1打点(先制点演出)
打線が全体として繋がりを欠くなか、マルチ安打を記録して気を吐いていました。
初回には相手エラーを誘う気迫の走塁・打撃でチーム唯一の得点をもぎ取り、中盤以降も好機を広げるヒットを放ちました。
6回裏の攻撃時にどこかを痛めてまさかの負傷交代・・存在感を示していただけに痛い負傷をなりました。
1軍経験豊富なベテランとして、大一番で若手打線を引っ張る見事な活躍でした。
ピックアッププレー
出なかったあと1本…相手を超える7安打・5四球も重くのしかかった「10残塁」
この試合、打線は3回と9回を除く毎イニングでランナーを出塁させ、相手投手陣にプレッシャーをかけ続けました。しかし、スコアボードに刻まれたのは初回エラーによる1点のみ。
見事な2発で得点した巨人と違い、あと1本が出ない悔しい結果となりました。
1回裏: 2死満塁から関根の放ったファーストゴロが相手失策を誘い、泥臭く1点を先制。
2回裏:先頭の森がヒットも盗塁死、 田内が四球も後続凡退。
4回裏: 1死1・3塁の好機で、田内のセーフティースクイズが決まらず、その後の2死2・3塁で上甲が凡退。
6回裏: 無死2・3塁という同点・逆転の絶好機を迎えるも、森、田内、代打・東妻が連続凡退。
7回裏: 2死から小田が意地のヒットを放ち、代打・井上絢登を送るも凡退。
8回裏: 2死から森・田内の連打で1・2塁とチャンスメイクするも、東妻が凡退。
9回裏: 2点差を追う最終回、1番からの好打順も三者凡退でゲームセット。
篠木投手の「3回完全」と一発の教訓
先発の篠木は、立ち上がりから素晴らしい投球で3回までパーフェクトピッチング。
現地で見ていても圧巻の投球で今日の篠木は完封するんじゃないかと思うほどでした。
それだけに、4回の中山選手への2ラン、5回の岡田選手へのソロと、失投を確実にスタンドへ運ばれてしまった痛恨の2発が悔やまれます。ストライク先行で勝負できていたからこそ本当にもったいなかったです・・
5回を投げて被安打4、無四球・54球とテンポ・制球ともに抜群で本当にあの2球だけだったです。
来季の1軍マウンドへ向けた貴重な糧となったはずです。
小田康一郎 タイトルホルダーの意地!1安打2四球で3出塁
イースタン・リーグ最高出塁率のタイトルを獲得したルーキーが、その選球眼と打撃センスを存分に発揮しました。
2つの四球を選び、7回にはヒットを放って3度の出塁をマーク。最高出塁率のタイトルホルダーとしてチャンスメイクに徹するも、初回の1点のみとチームの勝利につなげることはできませんでした。
ルーキーイヤーでありながら、中地区の最高出塁率 .386のタイトルだけでなく、打率: .280 打点: 54打点 安打数: 102安打 でもチーム1位という成績を残しました。
来シーズンは1軍での活躍に期待したいですね。
痛かった1番・石上の「5タコ」…CSへのアピールならず
1番打者として攻撃を牽引したかった石上でしたが、この日は5打数無安打(5タコ)と悔しい結果に。
1軍のクライマックスシリーズのベンチ入りへ向けて強烈なアピールを期待されいただけに、1番打者としての仕事を果たせなかったのはチームにとっても本人にとっても非常に悔やまれる結果となりました。
1軍への実績も豊富で活躍が期待されていた中で、怪我もあり、成績を残せなかった今シーズン。
来シーズンの巻き返しに期待しましょう!
ここだけは語らせて
戦力外通告を受けた選手たちの「最後の勇姿」
この試合、何よりも胸を打たれたのは、戦力外通告を受けた選手たちの最後のベイスターズのユニフォームを着て見せてくれた誇り高き姿でした。
7回裏、代打で打席に送られた井上絢登
ライトスタンドのベイスターズ応援団からは、かつてチームを牽引したオースティン選手の応援歌が響き渡りました。凡退してしまったが、ファンとベンチの熱い思いを背負ってフルスイングしたその姿に、スタンドからは惜しみない拍手が送られました。
9回裏代打で登場した西巻
多くのポジションを守りチームを支え続けてきた仕事人が、ファールで粘りに粘る気迫の打席。最後は見逃し三振に倒れましたが、プロとしての執念が伝わる素晴らしい打席でした。
初代中地区優勝の功績と、村田監督が築いた確かな足跡
準決勝での敗戦によりファーム日本一の栄冠には届きませんでしたが、リーグ戦では「初代中地区優勝」という素晴らしい結果を残してくれました。
今季から監督に就任した村田監督は、選手一人ひとりのハングリー精神を引き出し、勝負にこだわる姿勢をチームに植え付けてくれたと感じます。
ファーム日本一には達成できませんでしたが、村田監督のもと、来年こそは「ファーム日本一の奪還」、そして何よりも若手の選手たちが1軍マウンドや打席で躍動する姿を心から楽しみにしています。
来年へ向けた戦いは、もう始まっている
悔しい幕切れとなりましたが、ファームの選手たちにとって来季の1軍生き残りをかけた戦いは、すでにスタートしています。
10月7日(水)からは「みやざきフェニックス・リーグ」が開幕しています。実戦の中で課題と向き合い、さらにはその後に控える秋季キャンプへアピールの場が続いていきます。次のチャンスを掴み取ろうとする若き星たちの戦いを、オフシーズンも全力で追いかけ、熱く応援していきます!

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